公開日: |更新日:
このページでは、大日本印刷株式会社(DNP)が製造販売する防錆フィルムについて紹介します。防錆フィルムの特徴や商品概要、利用手順などをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
防錆剤のタイプ | 気化性 |
---|---|
価格 | 記載なし |
形状 | フィルム |
対応金属 | 記載なし |
原産国 | 日本 (本社)東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 |
大日本印刷株式会社(DNP)は明治9年創業という長い歴史をもつ会社です。印刷事業や飲料事業を行っており、フィルムにさまざまな機能をもたせた機能性フィルムなども製造・販売しています。
機能性フィルムの分野では防錆フィルムも扱っており、自社独自のハイバリアフィルム技術を用いた製品を開発。刺激臭のほとんどない透明なフィルムを採用しているため、安全性や視認性確保による作業効率アップにつなげられます。
大日本印刷株式会社(DNP)の防錆フィルムには2つの仕様があり、気化性ではないバリア仕様タイプとバリアフィルムに気化性防錆フィルムを貼り合わせたタイプを用意しています。
バリアフィルムに気化性防錆フィルムを貼り合わせたタイプでは、内側に気化性防錆フィルム・外側にバリアフィルムを配置することで防錆効果を向上。気化性防錆フィルムは非アミン系のものを採用し、環境にも配慮しています。なお、バリア+気化性防錆フィルムでは密封梱包はもちろん、かぶせ梱包でも防錆効果を得られるのだそうです。
気化性防錆剤を使用していないバリア仕様タイプは、密閉梱包による保管で防錆効果を発揮します。無臭かつ溶出がないメリットがあるほか、気化性ではないため脱脂や洗浄工程も不要です。密封梱包のほかかぶせ梱包も可能ですが、かぶせ梱包の場合は短期間の保管が前提です。
DNP「防錆フィルム」の口コミ評判は見つかりませんでした。
防錆剤が入った容器や袋の中に対象金属を同梱する、シートで覆うだけで優れた防錆効果が得られる気化性防錆剤。ここではその中でも国産で使いやすい(※)気化性防錆剤を種類ごとに厳選して紹介します。
※国産の防錆剤の中でも、使いやすさを示したアイコンの該当項目が多い商品を、パック型防錆剤、防錆紙、防錆フィルムからそれぞれ1つずつ選出しています
城北化学工業
「ラン・ラン」
(パック型防錆剤)
画像引用元:城北化学HP ラン・ラン(https://www.johoku-chemical.com/lanram/)
使いやすさ・用途
特徴
・防錆成分の拡散までわずか15分。気化力に優れ複雑形状の金属にも幅広く活用
・サイズが小さく密閉容器に入れるだけなので、包装や廃棄の手間が少ない
・密閉容器や密閉袋を用いた金属の保管時におすすめ
アドコート
「アドパック」
(防錆紙)
画像引用元:アドコート株式会社・トップ アドパックラインナップ・トップ アドパック‐ G (鉄鋼用含浸タイプ)
(http://www.adpack.jp/lineup/type_gk.html)
使いやすさ・用途
特徴
・気化性防錆紙専門メーカーならではのラインナップで様々な使い分けに対応
・バリア材との併用でさらに防錆力アップ
・部品や金属の包装を兼ねた防錆におすすめ
アイセロ
「ボーセロン」
(防錆フィルム)
画像引用元:アイセロHP アイセロの挑戦02 ボーセロン®物語「アイセロの未来をかけた戦略商品のサクセスストーリー」(https://www.aicello.co.jp/recruit/about/challenge/boselon/)
使いやすさ・用途
特徴
・フィルムが透明なため海外輸送での防錆・梱包に役立つ
・ヒートシールによる密封やフィルムを利用した自動包装ができるため、密閉袋兼防錆剤としても利用可能
※2021年2月時点の情報。公式HPに記載の内容をもとに評価しています
※注釈:アイコンの意味
・繰り返し利用(効果がなくなるまで繰り返し利用できるかどうかで調査)
・即効性(浸透スピードに関する内容を公式HPに記載しているか)
・通販あり(すぐに必要な時に手軽に注文できるECサイトや通販サイトでの販売はあるか)
・防錆の工数が少ない(手間をかけずに防錆できるか)
・無臭(食品工場や家庭用商品など臭いを気にするニーズに応える商品に使用できるか)
・手に触れる部分の防錆(手に付いた時に落ちないか・使う時に手袋をはめた方が良いのか)
・ゴミ・廃棄コスト削減(段ボール一箱分の防錆をする際のゴミの大きさが15cm以内か)
・大容量防錆(ドラム缶サイズの防錆は可能か)