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ここでは、NMCが開発した防錆剤「NMC-500」の商品情報や防錆の仕組み、利用手順、使用手順などを紹介しています。
防錆剤のタイプ | 鉱油、石油系溶剤※第四類第二石油類 |
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価格 | 記載なし |
形状 | 缶 |
対応金属 | 記載なし |
原産国 | 記載なし |
NMCの防錆剤「NMC-500」は、金属との親和性が高く処理した箇所の水分を除去して軟質の防錆皮膜を形成。潤滑性がありにおいも少ないため、浸漬のほかスプレーなどの広範囲に散布する使用方法も可能です。
詰め替え用の容器も複数あり、用途に合わせて選べます。多少の刺激臭はありますが、有機溶剤中毒予防規制には該当しないので、長時間使用する場合も安心です。
NMC-500は製品の油焼けを防ぐ効果が優れており、5μ程度の均一皮膜を形成することで錆をはじめとする劣化の要因を予防してくれます。防錆油膜は溶剤や水溶性脱脂剤で除去可能。
そのため、金属製品の防錆のほか、油を使用する業種での鋼材、金型、加工ワークなどの短~中期防錆向きです。ただし引火性が高く引火点の48℃を超えない環境で使用する必要があります。
低臭かつローコストなNMC-500。ただ安いだけではなく、確かな効果を実感できる製品に仕上げています。また、NMCでは事業において環境への保護と負荷低減に積極的に取り組み、工業用化学製品の製造・販売を実施。
ISO9001(品質マネジメント)認証も取得しており、使用者の負担や環境への負担削減を考えた製品を提供しています。
使用する素材、状況などを踏まえて浸漬やスプレーによる吹付けを行います。Nkトリガースプレー、HPエアースプレー、エアーショットシステム等の容器に詰め替えて使用することも可能です。
公式サイトに記載はありませんでした。
防錆剤が入った容器や袋の中に対象金属を同梱する、シートで覆うだけで優れた防錆効果が得られる気化性防錆剤。ここではその中でも国産で使いやすい(※)気化性防錆剤を種類ごとに厳選して紹介します。
※国産の防錆剤の中でも、使いやすさを示したアイコンの該当項目が多い商品を、パック型防錆剤、防錆紙、防錆フィルムからそれぞれ1つずつ選出しています
城北化学工業
「ラン・ラン」
(パック型防錆剤)
画像引用元:城北化学HP ラン・ラン(https://www.johoku-chemical.com/lanram/)
使いやすさ・用途
特徴
・防錆成分の拡散までわずか15分。気化力に優れ複雑形状の金属にも幅広く活用
・サイズが小さく密閉容器に入れるだけなので、包装や廃棄の手間が少ない
・密閉容器や密閉袋を用いた金属の保管時におすすめ
アドコート
「アドパック」
(防錆紙)
画像引用元:アドコート株式会社・トップ アドパックラインナップ・トップ アドパック‐ G (鉄鋼用含浸タイプ)
(http://www.adpack.jp/lineup/type_gk.html)
使いやすさ・用途
特徴
・気化性防錆紙専門メーカーならではのラインナップで様々な使い分けに対応
・バリア材との併用でさらに防錆力アップ
・部品や金属の包装を兼ねた防錆におすすめ
アイセロ
「ボーセロン」
(防錆フィルム)
画像引用元:アイセロHP アイセロの挑戦02 ボーセロン®物語「アイセロの未来をかけた戦略商品のサクセスストーリー」(https://www.aicello.co.jp/recruit/about/challenge/boselon/)
使いやすさ・用途
特徴
・フィルムが透明なため海外輸送での防錆・梱包に役立つ
・ヒートシールによる密封やフィルムを利用した自動包装ができるため、密閉袋兼防錆剤としても利用可能
※2021年2月時点の情報。公式HPに記載の内容をもとに評価しています
※注釈:アイコンの意味
・繰り返し利用(効果がなくなるまで繰り返し利用できるかどうかで調査)
・即効性(浸透スピードに関する内容を公式HPに記載しているか)
・通販あり(すぐに必要な時に手軽に注文できるECサイトや通販サイトでの販売はあるか)
・防錆の工数が少ない(手間をかけずに防錆できるか)
・無臭(食品工場や家庭用商品など臭いを気にするニーズに応える商品に使用できるか)
・手に触れる部分の防錆(手に付いた時に落ちないか・使う時に手袋をはめた方が良いのか)
・ゴミ・廃棄コスト削減(段ボール一箱分の防錆をする際のゴミの大きさが15cm以内か)
・大容量防錆(ドラム缶サイズの防錆は可能か)