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ここでは、タイユが開発した防錆剤「SAP」の商品情報や防錆の仕組み、利用手順、使用手順などを紹介しています。
防錆剤のタイプ | 油溶性、水溶性 |
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価格 | 記載なし |
形状 | 液状 |
対応金属 | 記載なし |
原産国 | 記載なし |
タイユの防錆剤「SAP」は、多種多様な用途に対応できるよう、細かな商品展開がされている防錆剤です。取り扱っている防錆油は「水置換型」「油膜型」「洗浄指紋除去型」の3タイプ。
水置換型は輸出用エンジン部品や自動車部品、工具の防錆などに適応。油膜型はボルト・ネット、釘等の輸出時の防錆、ギア・歯車の中間防錆等、洗浄指紋除去型は精密機械部品に用いられています。
また、バリウムフリー防錆油は、アメリカやヨーロッパへの輸出時に対策が必要になるバリウムを使用しないタイプです。自動車部品の中長期防錆、工具や治具の防錆等に対応しています。水溶性防錆剤は、油膜形成またはアルカリ雰囲気にできる製品です。自動車部品の中長期防錆、メッキ・熱処理前の一次防錆等に対応しています。
購入前にタイユが作成した防錆剤選定チャートで求める用途に適した防錆剤が簡単にわかるようになっており、利便性の向上を図っています。
タイユは社内で環境・品質方針を定め、高品質な環境配慮製品を市場に出すよう取り組んでいます。ISO9001(品質マネジメント)とISO14001(環境マネジメント)といった外部認証も取得しています。
アメリカ・ヨーロッパ輸出時にネックとなる、バリウム化合物対策にも対応した製品も市場に提供。細かな環境対策にも精通した防錆剤を取り扱っているメーカーです。
防錆剤選定チャートを活用して加工液の種類・防錆期間・洗浄方法・脱水剤の有無を確認し、適した製品を選ぶことができます。
適した防錆剤が見つかったら、製品ごとの使用方法に従ってください。使用時は日付を記録し、次の使用時期までに作業準備を整えておきましょう。既定の防錆期間が終わる前に再度製品へ使用することで、防錆効果を伸ばせます。
公式サイトに記載はありませんでした。
防錆剤が入った容器や袋の中に対象金属を同梱する、シートで覆うだけで優れた防錆効果が得られる気化性防錆剤。ここではその中でも国産で使いやすい(※)気化性防錆剤を種類ごとに厳選して紹介します。
※国産の防錆剤の中でも、使いやすさを示したアイコンの該当項目が多い商品を、パック型防錆剤、防錆紙、防錆フィルムからそれぞれ1つずつ選出しています
城北化学工業
「ラン・ラン」
(パック型防錆剤)
画像引用元:城北化学HP ラン・ラン(https://www.johoku-chemical.com/lanram/)
使いやすさ・用途
特徴
・防錆成分の拡散までわずか15分。気化力に優れ複雑形状の金属にも幅広く活用
・サイズが小さく密閉容器に入れるだけなので、包装や廃棄の手間が少ない
・密閉容器や密閉袋を用いた金属の保管時におすすめ
アドコート
「アドパック」
(防錆紙)
画像引用元:アドコート株式会社・トップ アドパックラインナップ・トップ アドパック‐ G (鉄鋼用含浸タイプ)
(http://www.adpack.jp/lineup/type_gk.html)
使いやすさ・用途
特徴
・気化性防錆紙専門メーカーならではのラインナップで様々な使い分けに対応
・バリア材との併用でさらに防錆力アップ
・部品や金属の包装を兼ねた防錆におすすめ
アイセロ
「ボーセロン」
(防錆フィルム)
画像引用元:アイセロHP アイセロの挑戦02 ボーセロン®物語「アイセロの未来をかけた戦略商品のサクセスストーリー」(https://www.aicello.co.jp/recruit/about/challenge/boselon/)
使いやすさ・用途
特徴
・フィルムが透明なため海外輸送での防錆・梱包に役立つ
・ヒートシールによる密封やフィルムを利用した自動包装ができるため、密閉袋兼防錆剤としても利用可能
※2021年2月時点の情報。公式HPに記載の内容をもとに評価しています
※注釈:アイコンの意味
・繰り返し利用(効果がなくなるまで繰り返し利用できるかどうかで調査)
・即効性(浸透スピードに関する内容を公式HPに記載しているか)
・通販あり(すぐに必要な時に手軽に注文できるECサイトや通販サイトでの販売はあるか)
・防錆の工数が少ない(手間をかけずに防錆できるか)
・無臭(食品工場や家庭用商品など臭いを気にするニーズに応える商品に使用できるか)
・手に触れる部分の防錆(手に付いた時に落ちないか・使う時に手袋をはめた方が良いのか)
・ゴミ・廃棄コスト削減(段ボール一箱分の防錆をする際のゴミの大きさが15cm以内か)
・大容量防錆(ドラム缶サイズの防錆は可能か)