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このページでは、キレストの防錆剤「キレスライト」について紹介。キレスライトの商品概要や商品の特徴、利用手順などをまとめています。
防錆剤のタイプ | 水溶性 |
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価格 | Web上に記載なし |
形状 | さび止め油 |
対応金属 | 鉄、アルミ、鋳鉄、銅、黄銅、亜鉛、亜鉛合金、アルミニウム合金など |
原産国 | 日本 三重工場 三重県四日市市天カ須賀新町1番28号 |
キレスライトは、空調用密閉式温水系の水に添加することにより、鉄鋼・鋳鉄・銅・銅合金・亜鉛に対し優れた効果を発揮する防錆剤です。循環や静置状態ともに、腐食や赤水の発生などを防止できます。
人や環境に悪影響を及ぼす可能性のある、亜硝酸やリン、アミン、重金属は一切使用していません。米国(TSCA)、欧州(EINECS)、カナダ(DSL)、オーストラリア(AICS)、中国(IECSC)、韓国(ECL)、フィリピン(PICCS)の各インベントリー(※)に収載されている成分で構成されています。
そのため、各国に輸出する際に新規化学物質として届け出をする必要もありません。海外の製造工場に輸出する際も手間がないので便利ですね。
※インベントリー:その国の既存の化学物質をまとめたもの。国によって収載されている該当成分が異なる
キレストの防錆剤「キレスライト」は、何種類も商品バリエーションがあるのも大きな特徴となっています。
例えば、鉄やアルミを対象とした「キレスライトALF」。これは、金属表面に金属光沢や色目を損なわない薄い皮膜を形成し錆を防いでくれます。さらに、鋳鉄や鉄、銅を対象とした「キレスライトW-410」。こちらは、鉄さびやスケールの分散性、付着防止などに優れた商品です。
そして、水溶性の防錆剤だけでなく、水置換性の防錆剤、油溶性防錆剤、水にも油にも融解する水・油可溶性防錆剤などもあります。このように、用途や対象によってさまざまな商品バリエーションが用意されているのです。
キレスライトは、化学物質管理促進法(PRTR法)、労働安全衛生法(第57条の2の通知対象物)、毒物劇物取締法に該当しない防錆剤です。PPTR法とは、環境に有害な化学物質が1%未満、もしくは含まない製品のことを指しています。人や環境にも優しい防錆剤であるということが言えるでしょう。
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防錆剤が入った容器や袋の中に対象金属を同梱する、シートで覆うだけで優れた防錆効果が得られる気化性防錆剤。ここではその中でも国産で使いやすい(※)気化性防錆剤を種類ごとに厳選して紹介します。
※国産の防錆剤の中でも、使いやすさを示したアイコンの該当項目が多い商品を、パック型防錆剤、防錆紙、防錆フィルムからそれぞれ1つずつ選出しています
城北化学工業
「ラン・ラン」
(パック型防錆剤)
画像引用元:城北化学HP ラン・ラン(https://www.johoku-chemical.com/lanram/)
使いやすさ・用途
特徴
・防錆成分の拡散までわずか15分。気化力に優れ複雑形状の金属にも幅広く活用
・サイズが小さく密閉容器に入れるだけなので、包装や廃棄の手間が少ない
・密閉容器や密閉袋を用いた金属の保管時におすすめ
アドコート
「アドパック」
(防錆紙)
画像引用元:アドコート株式会社・トップ アドパックラインナップ・トップ アドパック‐ G (鉄鋼用含浸タイプ)
(http://www.adpack.jp/lineup/type_gk.html)
使いやすさ・用途
特徴
・気化性防錆紙専門メーカーならではのラインナップで様々な使い分けに対応
・バリア材との併用でさらに防錆力アップ
・部品や金属の包装を兼ねた防錆におすすめ
アイセロ
「ボーセロン」
(防錆フィルム)
画像引用元:アイセロHP アイセロの挑戦02 ボーセロン®物語「アイセロの未来をかけた戦略商品のサクセスストーリー」(https://www.aicello.co.jp/recruit/about/challenge/boselon/)
使いやすさ・用途
特徴
・フィルムが透明なため海外輸送での防錆・梱包に役立つ
・ヒートシールによる密封やフィルムを利用した自動包装ができるため、密閉袋兼防錆剤としても利用可能
※2021年2月時点の情報。公式HPに記載の内容をもとに評価しています
※注釈:アイコンの意味
・繰り返し利用(効果がなくなるまで繰り返し利用できるかどうかで調査)
・即効性(浸透スピードに関する内容を公式HPに記載しているか)
・通販あり(すぐに必要な時に手軽に注文できるECサイトや通販サイトでの販売はあるか)
・防錆の工数が少ない(手間をかけずに防錆できるか)
・無臭(食品工場や家庭用商品など臭いを気にするニーズに応える商品に使用できるか)
・手に触れる部分の防錆(手に付いた時に落ちないか・使う時に手袋をはめた方が良いのか)
・ゴミ・廃棄コスト削減(段ボール一箱分の防錆をする際のゴミの大きさが15cm以内か)
・大容量防錆(ドラム缶サイズの防錆は可能か)