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ここでは日本メカケミカル株式会社が提供している「メカヒビター#60」の商品情報や防錆の仕組み、利用手順、使用の際に気をつけるべき点などを紹介しています。
防錆剤のタイプ | 水溶性 |
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価格 | メカヒビター#60(5L):10,500円(税別) メカヒビター#60(18L):29,400円(税別) |
形状 | 液体 |
対応金属 | 鉄鋼・鋳鉄 |
原産国 | 日本 (本社・工場)愛知県豊川市穂ノ原3丁目2番23号 |
メカヒビター#60は、防錆剤・除錆剤・洗浄剤・表面処理剤といった工業用化学製品の開発・製造・販売を行う日本メカケミカル株式会社が手がける商品です。
水溶性防錆剤・メカヒビターには多くの種類がありますが、メカヒビター#60は長期的な防錆に適しており、その防錆期間は1ヶ月〜最大2ヶ月ほど持続するとされています。
鉄鋼の加工工程における一時防錆、水溶性切削・研削後の防錆、プラスチック金型の防錆、油膜を嫌う鉄系部品の防錆など、幅広い用途で使用可能です。
水溶性のメカヒビター#60は、水で10~20倍に希釈して使用。塗布後に乾燥させることで水に濡れても落ちにくい防錆皮膜を形成し、高い防錆効果を発揮します。
その効果は、水溶性でありながら油性防錆剤並みといわれており、水希釈できるのでコスト面が気になるという方にもおすすめです。
なお、水溶性のため引火の心配もなく、被膜はアルカリ洗浄剤で簡単に落とすことができますので、安全性も高いといえます。
メカヒビターには「#60」以外にも、アルミや銅系の加工工程での一時変色抑制向け「#23」、鉄・鋳鉄の加工工程での一時防錆向け「#30」、KC-12・K-200などの水洗い後の中和防錆剤「#325」、循環式冷却水用の防錆「OS-3」など、様々な用途に応じたメカヒビターがラインナップされています。
メカヒビター#60に関する口コミ・評判はみつかりませんでした。
防錆剤が入った容器や袋の中に対象金属を同梱する、シートで覆うだけで優れた防錆効果が得られる気化性防錆剤。ここではその中でも国産で使いやすい(※)気化性防錆剤を種類ごとに厳選して紹介します。
※国産の防錆剤の中でも、使いやすさを示したアイコンの該当項目が多い商品を、パック型防錆剤、防錆紙、防錆フィルムからそれぞれ1つずつ選出しています
城北化学工業
「ラン・ラン」
(パック型防錆剤)
画像引用元:城北化学HP ラン・ラン(https://www.johoku-chemical.com/lanram/)
使いやすさ・用途
特徴
・防錆成分の拡散までわずか15分。気化力に優れ複雑形状の金属にも幅広く活用
・サイズが小さく密閉容器に入れるだけなので、包装や廃棄の手間が少ない
・密閉容器や密閉袋を用いた金属の保管時におすすめ
アドコート
「アドパック」
(防錆紙)
画像引用元:アドコート株式会社・トップ アドパックラインナップ・トップ アドパック‐ G (鉄鋼用含浸タイプ)
(http://www.adpack.jp/lineup/type_gk.html)
使いやすさ・用途
特徴
・気化性防錆紙専門メーカーならではのラインナップで様々な使い分けに対応
・バリア材との併用でさらに防錆力アップ
・部品や金属の包装を兼ねた防錆におすすめ
アイセロ
「ボーセロン」
(防錆フィルム)
画像引用元:アイセロHP アイセロの挑戦02 ボーセロン®物語「アイセロの未来をかけた戦略商品のサクセスストーリー」(https://www.aicello.co.jp/recruit/about/challenge/boselon/)
使いやすさ・用途
特徴
・フィルムが透明なため海外輸送での防錆・梱包に役立つ
・ヒートシールによる密封やフィルムを利用した自動包装ができるため、密閉袋兼防錆剤としても利用可能
※2021年2月時点の情報。公式HPに記載の内容をもとに評価しています
※注釈:アイコンの意味
・繰り返し利用(効果がなくなるまで繰り返し利用できるかどうかで調査)
・即効性(浸透スピードに関する内容を公式HPに記載しているか)
・通販あり(すぐに必要な時に手軽に注文できるECサイトや通販サイトでの販売はあるか)
・防錆の工数が少ない(手間をかけずに防錆できるか)
・無臭(食品工場や家庭用商品など臭いを気にするニーズに応える商品に使用できるか)
・手に触れる部分の防錆(手に付いた時に落ちないか・使う時に手袋をはめた方が良いのか)
・ゴミ・廃棄コスト削減(段ボール一箱分の防錆をする際のゴミの大きさが15cm以内か)
・大容量防錆(ドラム缶サイズの防錆は可能か)