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ここでは、カストロールが製造する防錆剤「ラスタイロ」の商品情報や防錆の仕組み、利用手順などを紹介しています。
防錆剤のタイプ | 水置換性・不水溶性・水溶性 |
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価格 | ラスタイロ642 スプレー(1ケース、420mL×12本):13,615円(税込) |
形状 | 液体、スプレー |
対応金属 | 高合金鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、低・中合金鋼 |
原産国 | 不明 (BPジャパン株式会社 カストロールインダストリアル事業本部)東京都品川区大崎1-11-2 ゲートシティ大崎イーストタワー 20F |
イギリス発祥のエンジンオイルなどの潤滑油を専門に扱うメーカー、カストロールが提供する防腐剤「ラスタイロ」シリーズ。
水置換性の「DWX 10」「DWX 30」「4135 HF」「642 スプレー」「JR 1」「DWX 51」以外にも、長期防錆剤「181」、油状防錆剤「652」「66 VCI」など多くのラインナップがあり、防錆膜特性・屋内防錆期間・屋外防錆期間など、特性に応じて選ぶことができます。
ラスタイロはその高い浸透性によって金属の細部まで浸透し、高分子被膜を生成して防錆効果を発揮。さらに浸透潤滑効果や表面保護効果、表面から水分を引き離すことでモーターや電機回路への抵抗回復も期待できます。
低臭性の脱アロマ炭化水素溶剤を使用しており、強い臭いもありません。また、防砂皮膜は炭化水素系溶剤洗浄剤もしくは水系アルカリ洗浄剤で簡単に落とすことができます。
また、高品質な防錆剤はその効果のみならずコスト面においてもメリットがある他、生産性・健康・安全・環境性能の向上にも寄与してくれます。
カストロールは、車やオートバイ向けのオイル・潤滑油・フルード・グリースを開発・提供している世界的なブランド。その信頼性は高く、英国王室御用達になるほどです。
現在、カストロールの潤滑油や防錆剤は、自動車・オートバイの部品のみならず、金属製品、機械、工場ライン、エレベーターやエスカレーター、航空宇宙部品に至るまで、様々な用途に利用されています。
「642 スプレー」のようなエアゾールタイプの場合、金属表面に付着している油分や汚れなどを除去した後、スプレーを吹き付けます。
「DWX 51」のようなグリース状のものについては、ハケ塗りやスプレーによる塗布も可能ではありますが、浸漬タンクへの浸漬法の方がより高い効果を得られるとされています。
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防錆剤が入った容器や袋の中に対象金属を同梱する、シートで覆うだけで優れた防錆効果が得られる気化性防錆剤。ここではその中でも国産で使いやすい(※)気化性防錆剤を種類ごとに厳選して紹介します。
※国産の防錆剤の中でも、使いやすさを示したアイコンの該当項目が多い商品を、パック型防錆剤、防錆紙、防錆フィルムからそれぞれ1つずつ選出しています
城北化学工業
「ラン・ラン」
(パック型防錆剤)
画像引用元:城北化学HP ラン・ラン(https://www.johoku-chemical.com/lanram/)
使いやすさ・用途
特徴
・防錆成分の拡散までわずか15分。気化力に優れ複雑形状の金属にも幅広く活用
・サイズが小さく密閉容器に入れるだけなので、包装や廃棄の手間が少ない
・密閉容器や密閉袋を用いた金属の保管時におすすめ
アドコート
「アドパック」
(防錆紙)
画像引用元:アドコート株式会社・トップ アドパックラインナップ・トップ アドパック‐ G (鉄鋼用含浸タイプ)
(http://www.adpack.jp/lineup/type_gk.html)
使いやすさ・用途
特徴
・気化性防錆紙専門メーカーならではのラインナップで様々な使い分けに対応
・バリア材との併用でさらに防錆力アップ
・部品や金属の包装を兼ねた防錆におすすめ
アイセロ
「ボーセロン」
(防錆フィルム)
画像引用元:アイセロHP アイセロの挑戦02 ボーセロン®物語「アイセロの未来をかけた戦略商品のサクセスストーリー」(https://www.aicello.co.jp/recruit/about/challenge/boselon/)
使いやすさ・用途
特徴
・フィルムが透明なため海外輸送での防錆・梱包に役立つ
・ヒートシールによる密封やフィルムを利用した自動包装ができるため、密閉袋兼防錆剤としても利用可能
※2021年2月時点の情報。公式HPに記載の内容をもとに評価しています
※注釈:アイコンの意味
・繰り返し利用(効果がなくなるまで繰り返し利用できるかどうかで調査)
・即効性(浸透スピードに関する内容を公式HPに記載しているか)
・通販あり(すぐに必要な時に手軽に注文できるECサイトや通販サイトでの販売はあるか)
・防錆の工数が少ない(手間をかけずに防錆できるか)
・無臭(食品工場や家庭用商品など臭いを気にするニーズに応える商品に使用できるか)
・手に触れる部分の防錆(手に付いた時に落ちないか・使う時に手袋をはめた方が良いのか)
・ゴミ・廃棄コスト削減(段ボール一箱分の防錆をする際のゴミの大きさが15cm以内か)
・大容量防錆(ドラム缶サイズの防錆は可能か)