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ここでは、鉄筋コンクリート用防錆剤を製造しているツネミの「さびとめーる」の商品情報や防錆の仕組み、利用手順、使用上の注意点などを説明しています。
防錆剤のタイプ | 塗布、噴霧 |
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価格 | 公式サイトに記載なし |
形状 | 液状 |
対応金属 | 鉄筋 |
原産国 | 日本 |
ツネミの「さびとめーる」は鉄筋コンクリートに浸透し、高い防錆効果を期待できる防錆剤といえます。高い浸透力で鉄筋コンクリートにしみこむので、乾かす手間が少なく済みます。手順は鉄筋の欠損部分や破損部分に「さびとめーる」を塗布または噴霧し、乾燥させて施工するだけでOK。塗布または噴霧後に液体がコンクリートに浸透し、鉄筋の防錆効果を生み出します。
「さびとめーる」は亜硝酸イオンの力で、塩害や中性化対策に優れた防錆剤です。鉄筋の塩害や中性化対策に有効な亜硝酸イオンが含まれており、亜硝酸イオンが化学反応して不導体被膜を発生させることで防錆効果を生み出します。その防錆効果は、様々な国の研究結果で高い効果を証明されています。
家やマンションの補修に適している「さびとめーる」。その浸透しやすさから鉄筋コンクリートを素早く補修することができるため、メンテナンス工事に最適です。施工が簡単であるため、家やマンションの補修に有用なのも魅力。浸透時間が短い簡単な施工でも長期的な防錆効果を期待できます。
公式サイトに記載なし
防錆剤が入った容器や袋の中に対象金属を同梱する、シートで覆うだけで優れた防錆効果が得られる気化性防錆剤。ここではその中でも国産で使いやすい(※)気化性防錆剤を種類ごとに厳選して紹介します。
※国産の防錆剤の中でも、使いやすさを示したアイコンの該当項目が多い商品を、パック型防錆剤、防錆紙、防錆フィルムからそれぞれ1つずつ選出しています
城北化学工業
「ラン・ラン」
(パック型防錆剤)
画像引用元:城北化学HP ラン・ラン(https://www.johoku-chemical.com/lanram/)
使いやすさ・用途
特徴
・防錆成分の拡散までわずか15分。気化力に優れ複雑形状の金属にも幅広く活用
・サイズが小さく密閉容器に入れるだけなので、包装や廃棄の手間が少ない
・密閉容器や密閉袋を用いた金属の保管時におすすめ
アドコート
「アドパック」
(防錆紙)
画像引用元:アドコート株式会社・トップ アドパックラインナップ・トップ アドパック‐ G (鉄鋼用含浸タイプ)
(http://www.adpack.jp/lineup/type_gk.html)
使いやすさ・用途
特徴
・気化性防錆紙専門メーカーならではのラインナップで様々な使い分けに対応
・バリア材との併用でさらに防錆力アップ
・部品や金属の包装を兼ねた防錆におすすめ
アイセロ
「ボーセロン」
(防錆フィルム)
画像引用元:アイセロHP アイセロの挑戦02 ボーセロン®物語「アイセロの未来をかけた戦略商品のサクセスストーリー」(https://www.aicello.co.jp/recruit/about/challenge/boselon/)
使いやすさ・用途
特徴
・フィルムが透明なため海外輸送での防錆・梱包に役立つ
・ヒートシールによる密封やフィルムを利用した自動包装ができるため、密閉袋兼防錆剤としても利用可能
※2021年2月時点の情報。公式HPに記載の内容をもとに評価しています
※注釈:アイコンの意味
・繰り返し利用(効果がなくなるまで繰り返し利用できるかどうかで調査)
・即効性(浸透スピードに関する内容を公式HPに記載しているか)
・通販あり(すぐに必要な時に手軽に注文できるECサイトや通販サイトでの販売はあるか)
・防錆の工数が少ない(手間をかけずに防錆できるか)
・無臭(食品工場や家庭用商品など臭いを気にするニーズに応える商品に使用できるか)
・手に触れる部分の防錆(手に付いた時に落ちないか・使う時に手袋をはめた方が良いのか)
・ゴミ・廃棄コスト削減(段ボール一箱分の防錆をする際のゴミの大きさが15cm以内か)
・大容量防錆(ドラム缶サイズの防錆は可能か)